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【保育士必見!】保護者に伝わりやすい連絡帳の書き方のコツとは?保育園の連絡帳に悩まないネタ・テンプレート3事例!

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保育士にとって、子どもを保育園で預かっている時の保育業務だけでなく、保護者へ保育のアドバイスをしたり、保育園での子どものエピソードを伝えることも非常に重要な仕事です。その中でもほぼ全ての保育園で取り入れられている「連絡帳」は、保護者にとって保育園での子どもの様子を知ることができる貴重なコミュニケーションツールです。しかし、保育士にとって園児一人ひとりの連絡帳を丁寧に毎回書くのはなかなか大変な作業ですよね。今回はそんな苦手意識をもたれやすい保育園の連絡帳の書き方のコツネタ事例をご紹介します。是非参考にしてみてください。

保護者に伝わりやすい連絡帳の書くための心構えとは?連絡帳の果たす役割は交換日記!

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連絡帳は保護者との適切なコミュニケーションのために必要!

連絡帳を通して、保育士と保護者の双方はそれぞれの生活の様子を把握することができます。例えば、子どもの成長や体調変化などを連携することで、協力して子育てを進めることができます。

また、保護者が担任の保育士に伝えておきたいことや、子育てで不安に感じていること、保育園への質問や要望などを連絡帳に書くことで、保護者と保育士のコミュニケーションが円滑にとれるようになります。

 

「保護者はどんなことが知りたいのか?」を考えた上で連絡帳に記載する情報をまとめましょう!

連絡帳を書く際に気をつけるべきことは、読み手が保護者であるということです。

ですから、読み手である保護者の立場になって考えた上で文章を書きましょう。

どんな情報が知りたいのか、どう伝えたらどう感じるのかなど想像力を働かせることが非常に重要です。

 

保護者からのコメントには必ず返信する!

保護者からのコメントには必ず返信しましょう。

どんな些細なコメントでも返信されて嫌な気になる保護者はいません。むしろ、保護者は目が届かない保育園という空間での子どもの様子を心配していることが多いです。

ですので保育士さんからのコメントがあると保護者の安心感も増すでしょう。

 

万が一のトラブルの際は口頭でも説明を!

連絡帳のやり取りで気をつけるべきなのは、「何でも連絡帳で報告しておけばOKではない」ということです。

体調不良や怪我をした時、他の園児とのトラブルがあった時は、口頭でも説明することが必要です。

なぜなら、万が一のトラブルの際は一刻も早い対応が求められるケースがあるからです。

連絡帳だけの連絡で、保護者との関係性がこじれないよう注意が必要です。

少しでも迷うことがあったら一人で抱え込まず先輩保育士に相談したり、その旨を保護者に直接伝えるようにしましょう。

保護者に伝わりやすい連絡帳の書き方とは?連絡帳の書き方のコツ!

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連絡帳の形式では園児の年齢によって異なりますが、主に以下の項目を書く保育園が多いようです。

 

・お迎え時間に関する情報

・1日のスケジュールとその時の子どもの様子

・1日の食事内容や健康状態に関する情報

・自由記入欄

急いでいても丁寧で、読みやすい字を心がける!

連絡帳では、保護者に読まれることを意識して急いでいても丁寧に字を書くことが大事です。読む保護者の気持ちを考えて、例え字が下手だとしても丁寧に書き、言葉遣いにも気を付けましょう。

文章作成のコツは5W1H

文章作成や報告の際に意識するべきとよく言われているのが「5W1H」です。

 

・Who (誰が)

・When (いつ)

・Where  (どこで)

・What (なにを)

・Why (なぜ)

 

・How(どのように)

 

5W1H」を意識して連絡帳を書くと保護者にも伝わりやすい文章が書けるでしょう。

 

さらに5W1Hを踏まえた上で、どのような順序で情報を書けばいいのかも参考にしましょう。

1.いつ

2.どこで

3.誰が

4.誰に

5.何を

6.どうした

 

情報の内容は意図的に順序を入れ替えて強調する場合もありますが、基本的に上記が基本のフォーマットだと言われています。連絡帳を書く際も自分の中である程度この順番で書く癖を付けておくことが保護者に情報をスムーズに伝えることができます。

新しくこんなことができるようになったとポジティブな表現を!

子どもはまだ幼いので、日々様々なことを学んでいます。そして保護者はその様子を知りたがっています。ですので何か今までにできなかったことができるようになったら、連絡帳で保護者に教えてあげましょう。例えそれが失敗エピソードでも、前向きに捉えて伝えることがポイントです。

具体的な感情表現のエピソードを正確に伝える!

子どもたちがどんな風に感情表現をするのか、保護者はとても関心があります。

例えば何かをしていて嬉しそうだった、楽しそうだったといったことも具体的なエピソードと共に伝えてあげましょう。

より情景が浮かぶように伝えることで、保護者もイメージが付きやすくなります。

普段から保育士同士で情報連携を行いましょう!

保育士は常にたくさんの子どものお世話をすることで忙しく業務しています。

ですので子どもたち一人ひとりのエピソードをもれなく覚えていくことはなかなか難しいかもしれません。

そんな場合は、保育士同士でお互いに情報連携をとっていけるといいでしょう。

お互いの業務を軽くすることもできますし、チームワークを意識して働くことができるでしょう。

保護者との連絡帳のやりとり例とは?保育士にインタビュー!

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保護者からのメッセージに返答する際は、保護者の気持ちを理解して返信することが大切です。

保護者は、保育士に「聞いてほしい」「理解してほしい」と思ったことを連絡帳に書き込んでくれます。以下では、実際に保育士さんが行っている保護者との連絡帳のやり取りをご紹介します。

保護者「最近寝付きが悪いんです」

保育士「まだまだ遊びたいんでしょうね。〇〇ちゃん、お母さんとの時間を大切にしたいのだと思います。園でも元気いっぱい遊んでいる◯◯ちゃんなのでしっかりお休みを取るのは大切です。「お布団で〇〇ちゃんの好きな本を読もうね」と声をかけてあげるとお布団に行く習慣が自然と付きそうですね!

週末お家でゆっくり過ごして、また来週元気な〇〇ちゃんに会えるのを楽しみにしています!」

保護者「昨日友達と喧嘩したと聞きました」

保育士「私達の配慮不足で申し訳ありません。まだまだ自分の意見をうまくお互いが伝えられなくて、口や手が出てしまうこともあります。その都度、私たちは「ごめんなさいって言おうね」など子ども同士のやりとりを仲介するようにしています。

引き続き、このようなことがないよう今後も細心の注意を払うようにいたします。」

 

保護者「最近友達と仲良く遊んでいますか?」

保育士「ご連絡ありがとうございます。一人遊びも楽しい時期ですが、最近は少しづつ、お友達と遊ぶ姿も増えてきました!今日は葉っぱをお皿に見立てて、お友達とおままごとをして元気いっぱい楽しんでいました!なにかまた気になることがありましたら、いつでもおっしゃってくださいね。」

まとめ

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連絡帳は1日の大半を保育園で過ごす子どもの様子を保護者に伝えたり、また保育士がわからない家庭での様子を保護者から伝えてもらうことで、協力して子どもを育てるために非常に重要な役割を果たします。
ですので、連絡帳を書く際は保護者が知りたいであろう情報を丁寧に、読みやすい字でわかりやすく伝えることを意識しましょう。


保護者が知りたい情報とは、主に子どもの健康状態や他の子どもとのエピソードです。
慣れるまで連絡帳を書くことは大変な作業に感じてしまいますが、書き方のポイントを押さえればそんなに手間にはなりません。


普段からメモ帳を仕込んでおいて子どもたちの様子で気づいたことがあるとメモに残しておいたり、一緒に働く保育士と情報交換するとネタにも困らないでしょう。
小さなことでもその日の子どもの様子を詳細に伝えると、保護者はしっかりと見ていてくれていると安心感や信頼感を持ってくれます。
保育士と保護者をつなぐ連絡帳で、良いコミュニケーションを意識して信頼関係を構築しましょう。