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保育士必見!子どもが喜ぶ室内遊び・戸外遊び6選!すぐに使える保育のお遊びネタと注意点

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保育において、遊びは子どもの成長に大きな影響を与える活動です。

子どもたちは保育遊びを通して、社会性感性表現力など様々なことを身につけることができます。

今回は、「保育遊びのネタはどれだけあっても足りない!!」という保育士さんのために、簡単にできる室内・戸外遊びを6つご紹介します。

どれも明日から使えるものですので、是非参考にしてみてください。

保育園で明日から使える!子どもが喜ぶ室内あそび・戸外遊び6選!

【室内遊び】

◯新聞紙遊び

新聞紙遊びは自宅にある新聞紙だけで楽しく遊べちゃいます。

まず、子ども一人ずつに一枚の新聞紙を配り、子どもが好きなようにビリビリ破らせてみましょう。

特に方法は指定せず、思いっきり自由に破らせます。持っている新聞紙を破り終わったら、今度はその新聞紙を拾い上げて思いっきり上にあげます。すると破れた新聞紙の欠片の紙吹雪で、楽しむことができます。新聞の紙吹雪で充分楽しんだ後は、みんなでお片付け競争をしてもいいですね。

ふわふわお風呂

新聞紙紙遊びでたくさんできた紙を、ダンボールやビニールプールに入れると紙吹雪お風呂になります。紙吹雪お風呂にして、手先だけで感じていた新聞紙のかさかさした不思議な紙の感触を全身で楽しめます。

読み終えると捨てられてしまう新聞紙ですが、家庭にある新聞紙を遊びに活用することで、子どもたち自身にも「リサイクル」の観念を育みます。「こんなことにも使える」という発見や「新聞紙を使って作ってみよう」という創造力が、子どもの遊びをさらに広げていくことにつながっていきます。

 

◯じゃんけん列車

じゃんけん列車は何も用意するものがなく遊ぶことができます。まず、近くいる友だちとじゃんけんをします。その後、負けた人は勝った人の後につき、肩に両手をかけます。

勝った人は、また近くにいる友だちとじゃんけんをします。負けた人は勝った人の後ろにつき、繰り返してどんどん列を長くしていき、最後に列の先頭になった人がチャンピオンです。

じゃんけん列車は走ったり早歩きをすると列が乱れてしまい危ないので、事前に約束事を呼びかけておくとよいでしょう。

 

【戸外遊び】

おにごっこアレンジ

普段の鬼ごっこに加えて、一アレンジ加えてみるとまた違った楽しみがあります。

・色鬼

まずジャンケンで鬼を決めます。鬼が決まったら、鬼以外の人はみんな子になります。鬼以外の子が鬼に「色は何色?」と尋ね、鬼は「あか」「あお」「きいろ」など色を指定します。鬼は子を追いかける時に、「鬼が指定した色」に触っている子を捕まえることができません。

また、全員が鬼が指定した色を見つけて触ることができていた場合は、追いかける人がいなくなるため、鬼は次の色を指定します。

・バナナ鬼

バナナ鬼はその名の通り、鬼に捕まったら、その場に止まってバナナの真似をしなければいけません。逃げている人は鬼から逃げながら、バナナになっている人の皮をむいてあげます。バナナになっていた人は、皮をむいてえもらうと自由に動けるようになります。全員をバナナにすることができたら鬼の勝ちです。その他にも、スイカやトマトになってみたり、自分たちで何になるか決めても楽しそうです。

 

◯かごめかごめ

昔から遊ばれているかごめかごめでは、まず鬼を一人決めます。その後鬼は目を瞑ってしゃがみ、他の人は手をつないで鬼のまわりを囲みます。

その後、「かーごめかごめかごの中のとりはいついつ出会う夜明けのばんにつーるとかーめがすーべった後ろの正面だーれ♪」

と歌いながら鬼の周りをぐるぐる回り、歌が終わったら止まって鬼以外はその場にしゃがみます。鬼は自分の後ろの人が誰なのかを当てます。

人数が増えるほど後ろの人を当てるのが難しくなるので、子どもたちの様子を見て、工夫してみましょう。

 

◯しっぽとり

しっぽとりは鬼ごっこの部類に入ります。参加する全員がしっぽを付け、自分のしっぽが取られないように気をつけて逃げ回りながら、友達のしっぽを取る遊びです。一般的なしっぽ取りをアレンジして、先生がしっぽをたくさん付けて逃げ回ってみると、子どもたちのテンションも上がりますし、ワイワイ楽しめるのではないでしょうか。

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保育遊びはなぜ大切?子どもの成長に大きな影響を与える保育遊びの目的とは?

保育園で行われる保育遊びは、子どもたちの成長に大きく影響を与えます。例えば、先程紹介した新聞紙破りでは手先の器用さの能力を表す巧緻性を育んだり、ストレス解消の効果があります。

さらにそれだけでなく、集団で行われるゲーム性のある遊びは、自己主張の仕方を学ぶ効果があったり、遊びを通して協調性社会性を得ることにもつながります。

一方、戸外での遊びは体を動かすことによって体作りの基礎になったり、周囲の環境と五感で触れ合うことで感性を養うことができます。

 

「三つ子の魂百まで」ということわざを聞いたことがあるでしょうか?

しつけや教育、そして人間に必要な心の情操教育は、生まれてから3年目までに固定されるというものです。

それほど重要視される幼少期における遊びは、子どものコミュニケーション能力・感性・協調性を育て、これから成長過程にも大きな影響を与えます。

 

一見遊んでいるだけでも、保育遊びは子どもの成長において非常に大きな意味を持つのです。

お遊びにはハプニングが付きもの!?安心・安全な保育遊びのために保育士が知っておくべき指導ポイントと注意点!

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そんな大事な保育遊びですが、保育園など子どもを長時間預かる施設では、常に子どもの安全に気を配る必要があります。

 

ちょっとした段差につまづいてしまったり、なんでも口に入れてしまったり、子ども同士の喧嘩などトラブルと危険が常に隣り合わせです。

 

ここからは安心・安全な保育遊びのために保育士が知っておくべき指導の注意点をまとめます。

◯体調変化への対策

特に戸外遊びの場合ですが、冬は寒いのである程度厚着が必要です。夏は熱中症や日焼け対策として帽子の着用袖のある上着を着用させましょう。

また、夏は熱中症対策のため水分や塩分の補給は必須です。

子どもは自分の不調を把握できなかったり、体調の変化をうまく伝えられないため、不調のサインを見逃さないよう注意しましょう。

 

◯安全管理

安全管理では、子どもが安全に過ごせるように、予め危険となるものを排除しておくことが必要です。例えば室内では、子どもが頭をぶつけそうな家具の角を柔らかいものでカバーしておく、口に入る大きさのものを置かないなど、保育士が子どもたちの危険となりうるものを排除することが大事です。戸外遊びでは、不審者が出るなどにも気をつけなければいけません。危険を察知したら、防犯ベルやスマホなどで知らせたり、近隣に助けを求めるなど、防犯対策もしっかり行いましょう。

 

◯安全指導

安全指導とは、分別がついてきた子どもに対して自分で自分の命を守れるように指導することです。自分で身の回りの危険を察知できるように教育を行うのですが、大人の「見守り」が非常に大切になります。なぜなら、安全か危険かを判断する能力は子どもを危険からただ遠ざけているだけでは育たないからです。時には多少危険なことでも、子どもに挑戦させることが必要な場合もあります。普段から、どんなことに注意したらよいのか、安全指導について職員同士で共通認識を持っておくことが必要です。

まとめ

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本日は、すぐに使える室内遊び・戸外遊び6選とその注意点をご紹介しました。

室内遊びでは、友達とのつながりやコミュニケーションについて学ぶことができます。戸外遊びでは、視覚や聴覚、触覚などの感性を養います。

しかし、特に戸外遊びでは怪我や行き帰りの路上での事故など危険がたくさんあるので、目配りと注意が大変です。

子どもは保育遊びを通して、心身ともに成長します。また、保育士が学びを意識した保育遊びの意義を認識することで、保育の観点が広がります。くれぐれも危険やトラブルには気をつけて、楽しい保育遊びに取り組んでください。