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運動会の準備は大変。保育士の運動会準備のコツと運動会のない園の見つけ方

 運動会は子どもや保護者、保育士にとって一大イベントです。子どもや保護者は運動会を心待ちにしていますが、保育士にとって運動会シーズンは大変なシーズンでもあります。運動会の競技決めや子どもへの指導など保育士にはやるべきことがたくさんあります。運動会の準備は大変ですが、ちょっとした工夫で上手く進めることもできます。

運動会シーズンの保育士は大変。運動会の準備で勤務時間外の業務が増えることも

保育士 運動会①

 運動会は保育園の一大イベントであるので、子どもや保護者は運動会を心待ちにしています。しかし保育士にとって運動会はただ楽しいだけの行事ではありません。運動会のプログラム内容を考えたり、子どもと競技の練習をしたり、当日の配布物や飾り付けを用意したりと、運動会シーズンになると保育士は大忙しです。運動会のプログラムも毎年同じものを行うわけにはいけないので、保育士は子どもや保護者が楽しめるものを毎回考えないといけません。また運動会で使用する大道具や小道具も保育士が用意しなければなりません。そのため運動会シーズンになると保育士は運動会についての会議に参加したり、運動会の準備をしたりで、保育士の残業や持ち帰りなど勤務時間外の業務が増えてしまいます。通常の保育業務に加えて夜遅くまで運動会の準備をしないといけないので、保育士にとって大きな負担になっています。保育の仕事はただでさえ体力を使う仕事であるので、運動会シーズンに体調を壊してしまう保育士も少なくありません。運動会シーズンに休んでしまうと自分の担当しているところの準備が進まず、その分を他の保育士に負担してもらわないといけません。そのため体調不良を押してでも働いている保育士もたくさんいます。

保育士の運動会準備のコツ。運動会のプログラム作成や子どもとの練習方法

保育士 運動会②

 運動会の準備のなかでも保育士が苦労することに、競技決めや子どもとの練習方法が挙げられます。ここでは保育士が運動会の準備をするとき、どのようにプログラムを決めるのか、どうやって子どもに教えると良いのかをご紹介します。

◯プログラムの組み方
運動会のプログラムは毎年同じものを選ぶわけには行かないので、保育士は「今年は何をしようか」と悩んでしまいますよね。保育園の運動会のプログラム決めのコツは競技の種類のバランスを取ることです。保育士が運動会の競技は、定番プログララム、盛り上げプログラム、感動プログラム、親子プログラムの4種類に分けることができます。定番のものばかりでは新鮮さがありませんし、競技をする子どもが飽きてしまうこともあります。また組体操など見ている保護者に感動を与える競技や、保護者参加型の競技があると来てくれた保護者の満足度も上がります。定番のものを基本に考えて要所ごとに他の盛り上げプログラム、感動プログラム、親子プログラムを入れるとプログラム全体にまとまりがでます。また競技のアイディアがなかなか浮かばないときには、定番の競技に少し工夫を加えてみてください。玉入れのかごを移動式にしたり、リレーを後ろ向きに走るようにしてみたり、少し変えるだけで面白い競技ができます。

◯子どもとの練習
子どもに競技のやり方を教えたり、踊りを覚えてもらったりすることに苦労する保育士はたくさんいます。教える相手が子どもなので一人が練習中ふざけてしまうと、周りの子どももふざけてしまいますし、子どもの集中力を保たせるのが大変です。保育士が子どもとの練習で気をつけるべきことは練習に飽きさせないことです。練習中はいつも以上に褒めたり、励ましたりして主体的に練習に取り組んでもらうと良いです。また練習時間は切り上げも子どもを飽きさせないためには大切です。練習時間が長くなると、どうしても集中力が続かない子どもが増えてきます。同じ場面を何回も繰り返したり、出来ていないからと練習時間を延長したりするのではなく、練習時間が終わったら思いっきり遊べるようにしましょう。練習時間を決めて、遊びとのメリハリをきちんとつけることで子どもの集中力も上がります。

企業内保育園、病院内保育園では運動会や行事が少ない園も

保育士 運動会③

 行事やイベントが好きの保育士は運動会の準備が大変でも乗り越えることができますが、なかにはそうではない保育士の人もたくさんいます。毎年の運動会の準備が負担になりからだを壊してしまったり、運動会の準備で憂鬱な気持ちになったりする保育士の方は転職という選択肢を考えてみるのも良いでしょう。保育園のなかには土日で休みが取れない保護者や片親の子どもを配慮して、運動会など保育園の行事を積極的に開催していないところもあります。特に企業が社員のために設営した企業内保育園や、病院の中にある病院内保育園では行事やイベントが少ない傾向があります。行事が少ないので長時間の残業が発生しにくいことも特長です。企業内保育園や病院内保育園でも園によって行事の回数は異なるので、園のホームページの行事の様子や、転職支援サービスのコンサルタントに詳しい情報を手に入れることが大事です。無理を続けて体調が悪くなってしまうと、保育士を続けられなくなるので自分が無理なく働ける場所に転職するようにしましょう。

「保育士の運動会」に関するまとめ

 子どもや保護者、保育士にとって運動会は一大イベント。企画や練習、当日の運営などで保育士は運動会シーズンになると大忙しです。準備や会議で勤務時間外の業務も増えることが多く、からだを壊してしまう保育士もいます。運動会のプログラムの作成や子どもとの練習も例年通りするだけでなく、うまくいくようにひと工夫するだけで楽になることがあります。しかしどうしても運動会など保育園の行事の準備に進んで取り組めない保育士もいますよね。そういった人は企業内保育園や病院内保育園、小規模園のなかには運動会など大きな行事を行わない園へ転職するのも良いでしょう。