保育のはてな?保育士のお役立ち情報まとめ

保育に関するはてな?を発信していきます!保育士の悩みや労働環境・転職がメインです。

保育園の園長になるにはどんなスキルや資格が必要?憧れの園長を目指して保育士としてのキャリアアップを目指そう!

 

f:id:hoikuyamanaka:20180724175021j:plain

保育士として働いている上で、将来は園長になることを目指している人も多いのではないのでしょうか?

 

園長は保育園のトップと言っても過言ではありません。今回は保育園の園長職に興味がある・目指している保育士さん向けに、園長へのなり方・必要な経験スキル・園長職の待遇についてご紹介します。

園長になるための特別な資格は必要ない!?公立・私立保育園の園長のなり方と仕事内容

f:id:hoikuyamanaka:20180724180644j:plain

実は保育園の園長になるために、特別な資格は必要ありません。しかし、公立と私立の保育園では、園長までのキャリアステップが違います。まずはそれぞれ見ていきましょう。

 

公立保育園

公立保育園では、保育士は正規雇用の公務員としての勤務になります。そのため、公立保育園で保育士になるためには、保育士資格取得に加えて公務員試験の合格が必要になります。

 

公立保育園の園長になるためには、10年以上の経験年数が目安です。その後昇格試験を受けて、自治体から承認を受けて園長になるケースが多いです。

私立保育園

私立保育園では、独自の基準で園長を選定しています。クラス担任、リーダー、主任などの役職を経験し、10年以上の経験年数を目安に園長になるケースが多いです。

 

私立保育園では、先代の血縁者が後継者となるケースも多いため資格は必須ではありませんが、保育士資格を持っている方が保護者の安心感は大きいでしょう。

園長の仕事内容とは?

保育園での園長の業務は、多岐に渡ります。

例えば、施設・設備の安全管理から給食の衛生管理事務作業全般です。

さらには、保育士の採用保護者や外部関係者との対応も園長の仕事です。

 

このように園長の仕事はたくさんありますが、基本的には園に関わる子どもたちやその保護者、職員が安心できるような保育園を、外部と連携しながら運営していくことが役割です。

保育園の園長に必要とされるスキルと園長に向いているタイプとは?

f:id:hoikuyamanaka:20180724181324j:plain

園長職に就くために必要とされる資格は特別ありませんが、もちろん誰でもなれる訳ではありません。園長職に必要とされるスキル園長に向いているタイプについてご紹介します。

豊富な保育経験

保育士としての経験は、現場を統括する役割になっても非常に重要な役割を果たします。豊富な経験に基づく判断力は、保護者と現場の保育士から信頼を得ることができるでしょう。

コミュニケーション能力

保護者対応や、外部関係者と多くの接点を持つため、人間関係を円滑に進めるコミュニケーション能力が必要とされます。

リーダーシップ

園長には、保育園という場において保護者・職員と協働して、子どもを育てていく環境づくりを行う義務があります。

保育の質を高めていくために、多くの関係者から支持されるリーダーシップが求められます。

園長に向いている人とは?

保育に対する信念をちゃんと持っている人は、園長職に向いています。園長は保育方針を提示し、それを正確に現場の保育士さんに伝える必要があります。保育理念を明確に伝えられないと、保育士さんはついてきてくれません。

 

また、問題に直面しても落ち込まず、解決していける人も園長職に向いています。保育園では日々、いろいろな出来事や問題が起きます。起こった出来事から課題を抽出し、解決していく、その力が園長には求められます。

 

他にも保育士として身につけた知識と経験を活かして、今後は若い保育士を育てていきたいと感じている人も園長に向いているのではないでしょうか。

園長は責任が重い仕事ですが、その分やりがいも感じることができるでしょう。

 

保育園の園長の働き方とは?気になる給与事情と園長になることのメリット・デメリット

 

f:id:hoikuyamanaka:20180724180644j:plain

公立保育園

公立保育園の園長先生の平均年収は、約700万円です。

公立保育園の職員は公務員になりますので、園長先生として勤務される方が多い50代以上の年収がこれくらいの水準です。

 私立保育園

認可保育園の園長先生の平均年収は、約525万円です。

補助金など優遇制度がない認可外保育園の園長先生の場合は、もう少し年収は低くなります。

 

このように、園長の年収は比較的高い給与水準です。

 

【園長の働き方】

園長の勤務時間は、9:30-18:00ごろ、行事がなければ土日休みが一般的です。

業務内容も多いですが、シフト性ではなく裁量があるため働きやすいという特徴があります。

 

メリット

給与がいい

先程の平均年収を参考にしていただければわかる通り、園長職になると給与水準は大きく変わります。

自分の理想の保育を実現できる

園長になると、決断できることが増え、ある程度自分の理想とする保育を実現することが可能になります。実現させたい保育理念を持っている人にとって魅力的な仕事ではないでしょうか。

 

デメリット

現場と接する機会が減る

園長になると、現場から離れて事務室や園長室での執務が多くなります。

そのため現場から離れる寂しさを感じる人もいるようです。

責任の大きさ

園長は、なにかトラブルの際にすべての責任を負う必要があります。

また、組織のトップとしてプレッシャーもあります。

まとめ

保育園の園長は、園の方針・運営全般を担う大変責任のあるお仕事です。
熱い保育信念を持って、子どもたちのために、保護者のために、そして共に働く保育士さんのために理想の園を創りあげていくことが園長の役割です。


園長職はプレッシャーの大きい仕事ではありますが、その分やりがいも大きい素敵な仕事です。園長職に就くために特別な資格は必要なく、保育士として基本的な能力が求められます。

現場経験のある保育士であれば誰でも目指せる役職ですので、年収アップのためにも園長職を目指してみてはいかがでしょうか?