保育のはてな?保育士のお役立ち情報まとめ

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面接官が見る保育士のポイントは人柄?面接で好印象を与える服装やマナーをまとめて対策

 就職時や転職時の面接ではしっかり対策を立て万全の状態で挑みたいですよね。「面接では何が評価されるのだろう」と不安に思う人もたくさんいますが、保育士の面接では「人柄」が重要視されています。しっかりとした身だしなみや立ち振る舞いを行うことで面接官から信頼を得ることができます。

面接官は保育士の人柄を見ている。面接で好印象を与える保育士の身だしなみ

保育士 面接①

 保育士の面接の際に面接官は人柄や今までの経験、保育士としてのスキル、保育の仕事に対する熱意など様々な観点から保育士を採用するかどうか判断しています。しかしそのなかでも特に重要視されるのは人柄です。人柄は身だしなみにあらわれるとも言われているので、面接官も身だしなみには入念にチェックしています。

【ジャケット】
黒・紺・濃いグレーなど落ち着いた色のもの。しわやほこりなどが目立ちやすいため、アイロン、エチケットブラシなどで手入れをしておきましょう。

【スカート・パンツ】
いずれでも構いませんが、色はジャケット同様落ち着いたものを。スカート丈は膝丈を目安に、パンツはある程度タイトで快活な印象を与えるものが良いでしょう。

【ストッキング】
肌の色になるべく近いものを選びましょう。
伝線や汚れに備え予備を必ず用意しましょう。

【ブラウス】
フリルやタイなどの装飾の少ないシンプルなものが基本。色は白か淡いパステルカラーを選びましょう。ペールピンクは優しい印象、ペールブルーはさわやかな印象を与えてくれます。

【カットソー】
ジャケットインナーとしてカットソーをチョイスする場合にもシンプルなものを選び、胸元が広く開いていないものを選びましょう。色はブラウス同様に明るい色だと清潔感を演出できます。

【パンプス】
プレーンな黒のパンプスが基本。ヒールの高さ3~5cm程度のものがオススメ。かかとが減っていると音が響くので修繕しておきましょう。ハイヒール、ピンヒール、エナメル素材などの華美なものは避けましょう。

面接時に保育士が守るべき最低限のマナーや面接での振る舞い方

保育士 面接②

 面接官は保育士のマナーや振る舞い方を見ることで「この人はしっかりした人だ」とか「てきとうな人だ」と判断しています。保育士は責任の重い仕事なので愛嬌だけでは務まりません。最低限のマナーを守って面接官から信頼を得ましょう。

①遅刻はしない
面接時間に遅刻してしまうと、面接官の信頼を失ってしまいます。急な事故や電車遅延に巻き込まれることもあるので、面接ギリギリではなく30分から1時間前には面接場所に着くようにしましょう。面接場所の近くのカフェなどで面接まで時間をつぶすのもおすすめです。万が一電車遅延などの事情で遅刻する場合には、すぐに電話で遅刻する旨の連絡をしましょう。

②携帯の電源は着る
マナーモードにしていても、バイブレーションが鳴ってしまうこともあります。また自分が気づかずにアラームがセットされている場合もあるので、必ず電源はオフにしたほうが良いでしょう。

③笑顔と挨拶
笑顔や挨拶が素敵だと周りの人も非常に気持ちがよく、面接官からも評価されます。ほとんどの保育士が面接時には笑顔を心がけていますが、面接官以外の保育園で働いている職員や園児とすれ違うときも徹底できている人は少ないです。面接場所に入ってから、面接後に面接場所を去るまではしっかりと笑顔と挨拶を意識して、好印象を持ってもらいましょう。

④話し方
ポイントは「ゆっくり・ハッキリ・相手の目を見て」話すことです。また日頃語尾を上げる、または伸ばして話す癖のある方は、稚拙な印象を与えるので控えるようにすると良いでしょう。

⑤入退室
面接の際の入室ではノックは3回が基本。「どうぞ」の声がかかってから「失礼いたします」と言い部屋に入ります。ドアは後ろ手で閉めず、相手にお尻を向けないように注意しつつ体の向きを少し変えドアを閉めてから向き直ります。退室の際はドアのところで面接官に向き直り、笑顔で「失礼いたします」と一礼することを忘れずに行いましょう。

保育士の採用は面接官の感覚できまる?園の方針や職場のカラーを押さえてリスクを減らそう

 履歴書や面接を通して面接官は保育士の情報をたくさん得ていますが、最終的に感覚的に「合う」「合わない」を判断する面接官がほとんどです。保育士の人柄を見て職場のカラーにマッチしているか、保育観が保育方針とあっているか、職場の人間関係に溶け込めそうかを判断しています。実際に保育園が不採用を決める理由として、キャラクターが保育園と合わないことや今働いている職員と上手くできそうにないこと挙げることが多いです。保育方針はホームページなどに載せていることや求人票に記載されていることが多いので、自分の保育観と園の方針が大きくズレないように対策することができます。しかし、にぎやかな園か落ち着いた園かどうかなどの職場のカラーや職場の人間関係は実際に入職してみないとわかりません。
 もし少しでもリスクを減らしたい場合は転職支援サービスのコンサルタントを利用することをおすすめします。転職支援サービスではコンサルタントが常に保育園と連絡を取っているので、インターネット上の求人票よりも更に細かい保育園の情報を持っています。園の雰囲気や人間関係など気になったことはコンサルタントに聞くことができるので、面接の対策も行いやすいです。自分の受ける保育園の情報をたくさん入手して面接官が「合わないな」と思う要素を減らしましょう。

 

「保育士の面接」に関するまとめ

保育士 面接③

 面接の準備をするときに面接で話す内容や論述的なテクニックを身につける人が多いですが、面接官は保育士の人柄が園にマッチしているかどうかを重要視しています。人柄は面接時の身だしなみや話し方、マナーから評価されるので抜かりなく準備しましょう。特に保育士は普段の服装が自由なので、面接のときはしっかり落ち着いた服装を心がけましょう。また社会人として最低限のマナーは当たり前ですが、それに加えて面接時は常に笑顔を絶やさないよう気を付けましょう。しかし最終的には面接官の感覚で「合う」、「合わない」を判断されてしまいます。面接官に「合わないな」と思われないように、事前に自分の受ける保育園の方針や職場のカラーを詳しく知っておくことが必要です。

保育士のパワハラの実態。保育士が職場で受けやすいパワハラとその対処法

 保育士の離職理由に度々挙げられるのが、先輩保育士や園長から受けるパワハラです。保育士の職場は女性ばかりで仲が良さそうに思われますが、パワハラを始めとしたハラスメントに頭を悩ませる保育士がたくさんいます。なかにはパワハラがきっかけで集団でのいじめに発展することもあります。パワハラを受けても一人で抱え込んでしまう保育士が多いですが、あまりにも深刻だとうつ病やノイローゼになってしまいます。周りに相談するなどして自分の健康を第一に考えることが必要です。

パワハラモラハラ?マタハラ?保育士が職場で受けやすいハラスメントの種類

保育士 パワハラ ハラスメント①

 ハラスメントとは他者に対する発言、行動等が本人の意図には関係なく、相手を不快にさせたり、尊厳を傷つけたり、不利益を与えたり、脅威を与えることを指します。ハラスメントは保育士の離職理由にもよく挙げられ問題になっています。保育園では以下のようなハラスメントにより保育士が頭を悩まされています。

パワハラ
パワハラはハラスメントのうち地位や人間関係などの優位性を利用して、相手に精神的・身体的苦痛を与えたり、職場環境を悪化させたりする行為です。

モラハラモラルハラスメント
暴力は振るわず主に言葉や態度で嫌がらせをしていじめることです。無視や暴言など精神的嫌がらせがモラハラに当てはまります。パワハラのうち特に職場以外で行われるものをモラハラと捉えることもあります。

◯マタハラ(マタニティハラスメント)
マタニティハラスメントの略で、職場で妊娠・出産している人に嫌がらせをすることです。男性から女性へのマタハラが連想されやすいですが、女性から女性へのマタハラも増えています。保育士の間でも妊娠した保育士に直接嫌がらせを言ったり、妊娠を理由に自主退職を強要したり、育児休暇を認めない保育園もあります。

自分では意外と気づかない?保育士が経験しているパワハラとは

保育士 パワハラ ハラスメント②

 保育園の職場でもパワハラモラハラ、マタハラなどのハラスメントに傷つけられていますが、多くの保育士が「ハラスメントされている」と気づいていません。保育士の職場でハラスメントを行うのは園長や主任など自分よりも仕事の経験が長い人や自分よりも年上の人です。立番が上の保育士からハラスメントを受けるので保育士も「自分が悪い」と感じてしまい、ハラスメントされている認識がありません。その結果ひとりでハラスメントに耐えるばかりでからだを壊す人もいます。ここでパワハラモラハラの実例を紹介するので、心当たりのある保育士はひとりで耐えるのではなく誰かに助けを求めましょう。

◯理不尽な上司
園長が何かにつけて保育士を叱責。質問すれば「いちいち訊くな」と言われ、自分で判断すれば「勝手な行動をするな」と怒られてしまいます。叱責はときに暴言や心ない罵りとなることもあって、他の同僚や子どもの見ている前でも繰り返し行われます。周囲も「あなたのためを思って言っているの」と園長の行為を正当化しかばってくれません。その結果精神的に参ってしまい、やがて出勤できなくなりました。

◯罰として雑用ばかり押し付けられる
気に入らない保育士のささいなミスを見逃さず、罰として保育の仕事をさせずに掃除や片付け、教材づくりなどの雑用ばかり押し付けるといった事例も多くあります。園長に抗議をしてもミスをしたあなたが悪いと聞く耳を持ってもらえず、保育士を精神的に追い詰めています。

◯子どもを生めない雰囲気
結婚した途端に園長から「うちの園で人が足りないのはわかっているよね?あなたも大人なのだから周囲に気を遣って自制するように」と、暗に妊娠しないよう念押しをしてくることもあります。

こんなのひどすぎる!保育士のパワハラの実態

保育士 パワハラ④

 パワハラのほとんどが上司からの理不尽です。しかしなかには「これはちょっとひどすぎる」という事例もあります。

◯保護者からのクレーム電話に叱責する
保護者からのクレームの電話がかってきたときに、主任保育士や先輩保育士がそばで耳を立てることはよくある光景だと思います。しかしなかにはクレーム電話を受けただけで一方的に叱る保育士もいます。クレームの内容を聞き取ったり、対処の仕方を指導したりしてくれれば良いのですが、電話を取っただけで叱られてしまったら気分も落ち込んでしまいますよね。

◯子どもの前で保育士を叱る
保育士もはじめから完璧な仕事ができるわけではないので、時にはミスすることもあります。ミスをしたら指導されるのはわかりますが、日中であれば子どもを保育中なので場所は考えてほしいですよね。しかし子どもへの配慮もなく、その場で保育士をどなりつける主任もいます。子どもの前で保育士を叱るのは、子どもたちが動揺するので禁物です。子どもの前で注目を怒られてしまったら、保育士としてのプライドも傷つけられてしまいます。

◯集団でいじめを行う
保育園で権力の大きい保育士からパワハラを受けてしまうと、周りの保育士も一緒になって嫌がらせに参加することもあります。集団でのいじめに発展してしまうと、ただでさえ苦しい状態で相談する相手も失うことになります。恐ろしいことに、いじめの集団の中心にいることで自分の威厳を保とうとしている保育士もいます。集団からのいじめを受けてしまったときは、園長など周りへの影響力が高い人に相談すると良いでしょう。

女性の多い保育士の職場にもセクハラは存在する!同性間でのセクハラも問題に

保育士 パワハラ⑤

 保育士の職場は女性の方が多く、職場に男性がいない保育園も珍しくはありません。男性が少ないのでセクハラは起きないように思われがちですが、職場でのセクハラに悩む保育士もたくさんいます。というのも保育士全体では女性の割合が圧倒的に高いのですが、園長に限っては男性の割合も高くなっています。そのため園長にからだを触られたり、交際を迫られたりと迷惑行為に巻き込まれることもあります。園長は保育園の職場のなかでトップに当てはまるので、園長にセクハラをされると助けを求める先が見つかりません。そのため園長からセクハラを受けてもただ我慢しているだけという保育士もいます。
 またセクハラは異性の間だけでなく、同性間でも起こります。先輩保育士からの「モテるのは今のうち」「彼氏はいるの?」という言葉も、言われた保育士がいやがらせだと感じていれば立派なセクハラです。
 セクハラをしているのは基本的に自分より立場が上の保育士であるので周りに助けを求めるのは難しいです。しかし一人だけで対処するのではなく同僚や、仲のいい先輩保育士に相談して集団で対処するのが良いでしょう。

パワハラの影響でノイローゼやうつ病の危険性も

保育士 パワハラ⑥

 理不尽なパワハラを受けるうちに精神的に追い詰められてしまうこともあります。特に主任や園長といった役職が高い人から受けるハラスメントは、どうしても深刻に受け止めてしまいます。精神的な負担が重なると、次第にからだの調子にも影響が出ます。なかにはパワハラでの精神的なダメージが大きすぎて、ノイローゼやうつ病といった病気を抱えてしまう保育士もいます。しかしノイローゼやうつ病の症状は自分で気づくのが難しく、気づかないうちに悪化させてしまう傾向があります。「常に不安を感じている」、「最近眠れない」、「できていた仕事ができなくなった」、「疲労感が消えない」、「消化不良が消えない」という症状が少しでも出ている人は要注意です。上司からのハラスメントに負けたくないという強い心を持つことも大切ですが、一番重要なのは自分自身が健康に働き続けることです。パワハラモラハラなどのハラスメントを受けて調子が良くないときは、しっかり休息をとり、それでも良くならないときには一度病院で診察してもらいましょう。

保育士のパワハラへの対処法。ひとりで抱え込まず転職も視野に入れて

保育士 パワハラ ハラスメント③

 では実際にハラスメントを受けてしまった場合、どうしたら良いのでしょうか。ここからは保育士のハラスメントへの対処法を紹介します。

◯自分を第一に考える
もしもハラスメントを受けてしまったら、まずはご自分の心身の健康を第一に考えてください。「子どもが迷惑する」「仲間が困る」など、周囲に責められることがあると思いますが、一番大事なのはあなたの心身が健康であることをまず念頭に置きましょう。

◯身近な相談相手を探す
身近な相談相手を見つけることも大切です。信頼のおける同僚や同業者でも良いですし、友人などプライベートの知り合いでも良いでしょう。あなたのことをよく理解してくれていてホッとできる人、知識経験が豊富で客観的に現状を整理してくれる人など、複数の相談相手を探せるとベストです。

◯証拠を集める
誰かに相談する際、穏便な話し合いに持っていく際、あるいは法的な対処に発展してしまうような際にも、ハラスメントの証拠を集めておくことは大事です。まず、ハラスメントと思われる言動を日時やその時の状況とともにメモしておきましょう。日時と一緒に記録することでメモの証拠能力が高まります

◯公的機関などに相談する
残念ながら話し合いが難しい場合や、議論が決裂してしまった場合は、労働基準監督署のような公的機関や法テラスなど第三者機関に相談しましょう。

◯転職する
ハラスメントに耐えられないと感じたら、思い切って転職してみるのも一つの手でしょう。そのとき一番に気になるのは転職先の人間関係についてですよね。「転職先でもパワハラがあったら…」とネガティブな意見も出るかと思いますが、そんな保育士の方は転職支援サービスを利用してみましょう。求人票には載っていない園の人間関係を知ることができますし、今までのような辛い思いをしなくてもいい保育園をコンサルタントが探してくれます。

「保育士のパワハラ」のまとめ

 ハラスメントとは他人への「嫌がらせ」や「いじめ」など相手を不快にさせることで、保育園でもハラスメントを受ける保育士がたくさんいます。特に保育士の職場ではパワハラや精神的な嫌がらせであるモラハラ、妊娠・出産に関する嫌がらせのマタハラが多く、被害を受けた保育士が退職に追い込まれることもあります。パワハラモラハラでは自分より経験のある保育士や年上の保育士から受けるので、されている側も「自分が悪い」とひとりで抱え込んでしまいがちです。他の人に迷惑をかけたくない気持ちもわかりますが、精神的に追い込まれてしまうとノイローゼやうつ病になる可能性もあるので大変危険です。実際にハラスメントを受けてしまった場合には信頼のできる同僚や友人、公的機関など周りの人に自分の状況を聞いてもらいましょう。そして状況によっては理不尽な職場を早く辞め、潔く転職を検討するのも良いでしょう。