保育のはてな?保育士のお役立ち情報まとめ

保育に関するはてな?を発信していきます!保育士の悩みや労働環境・転職がメインです。

保育士は体調管理が大変!保育士の体調不良時の対処と日常の体調管理について

 保育士の仕事は残業があったり、持ち帰りの業務があったりと勤務時間が不規則になることが多いです。不規則な勤務時間や過酷な業務のため体調を崩してしまう保育士もいます。しかし保育士は子どもを預かる仕事です。ちょっとした体調不良が集団感染につながりかねません。そのため保育士は病気のときはもちろん、日常的にも体調管理に気をつけ毎日元気な状態で働けるようにしないといけません。

保育士は体調管理が重要。子どもへの集団感染を防ぐためにも保育士が体調管理を

保育士 体調管理①

 社会で働いていくには体調管理がとても重要ですが、なかでも保育士は子どもを預かるという重要な役割を果たしているので体調について特に注意する必要があります。保育園にはたくさんの子どもが通っていますが、子どもは大人よりも免疫力が弱く病気にかかりやすいです。そのため一人が風邪を引いてしまうと保育園全体で感染してしまうこともあります。一般企業であれば周りは全員大人なので風邪を引いたら自主的に休んだり、マスクを付けたりしますが、子どもばかりの保育園ではそうはいきません。少しくらい風邪をひいていても登園する子どももたくさんいます。そのため少なくとも預かる側の保育士は常に自身の体調管理を行い、少しでも感染のリスクを減らさないといけません。
 また保育士にとって体調管理が大事な他の理由として、他の保育士に迷惑をかけられないことが挙げられます。保育士不足が保育業界全体の問題になっているなか、急な休みに対応できるほど保育士の数に余裕のある保育園は少ないです。そのため一人が休んでしまうと、他の保育士の大きな負担になったり、保育園全体の仕事が回らなくなったりしてしまうこともあります。自分のせいで他の人に迷惑をかけないためにも、保育士は体調管理を万全に行わないといけません。

保育士の体調不良時の対処。病院に行く暇がない保育士におすすめの治療法

保育士 体調管理②

 日頃体調に気をつけていても季節の変わり目や、残業の多い時期などには風邪を引いてしまうこともありますよね。しかし保育士のなかには休みが取りづらく、病院に行く時間を割くことができない人もいると思います。ここでは病院に行かずに、風邪などの体調不良の影響を最小限にするポイントをご紹介します。

◯手洗い・うがい
手洗い・うがいは基本的なことですが、体調不良のときは特に入念に行いましょう。のどに付着した風邪の菌はうがいで洗い流すことで、悪化することを防ぐことができます。緑茶には殺菌作用があるので、うがいに緑茶を用いるのも良いでしょう。

◯こまめな水分補給
熱が上がっている時は水分の消費量が上がっている状態です。「何も食べたくない」と水分を摂らないと脱水症を起こしたり、風邪の治りが悪くなったりします。

◯ビタミンCを摂る
体が弱ったときなどに栄養を摂ることをすすめられますが、そのなかでも重要な栄養素が「ビタミンC」です。ビタミンCの1日の必要量は100㎎ですが、風邪を早く治したい場合は2,000㎎~3,000㎎程度を取ると良いでしょう。栄養ドリンクやサプリメントで摂取するのがおすすめです。

◯ぐっすり寝る
「風邪は寝て治す」という言葉もあるように、体が疲れていては風邪に抵抗できません。十分な睡眠をとることによって免疫細胞が活性化され、風邪ウイルスを退治してくれます。体が弱っているときは普段6時間睡眠の人も8時間ほど寝ると良いでしょう。

 風邪を引いたときに市販の風邪薬を飲む人も多いですが、風邪薬には「風邪を治す成分」は入っていません。風邪薬には症状を抑える効果しかないので、いち早く風邪を直したい保育士は薬を飲むだけでなく、ぐっすり寝ることや栄養補給、水分補給を行い、免疫力を上げる必要があります。

保育士の毎日の体調管理。からだのリズムを保つことや環境変化への対応が重要

保育士 体調管理③

 体調を崩したときの対処法も大事ですが、日常の体調管理を充実させ毎日元気に働くことができればさらに良いでしょう。保育士の毎日の体調管理で重要なのは「からだのリズムを保つこと」と「環境変化への対応」です。保育士がからだのリズムを保つことや、環境変化への対応をするための行動をご紹介します。

【からだのリズムを保つためには】
◯朝に明るい光を浴びる
朝は短時間で良いのでカーテンを開ける、ベランダに出る、散歩に出るなどして太陽の光を浴びましょう。無理な場合は室内で蛍光灯の光でもかまいません。こうすることで前日の夜が遅くなってしまった場合にも体内時計がリセットされやすくなります。休みの日も出勤時と同じ時間帯に光を浴びることで、休み明けの出勤も楽になりますよ。

◯夕方以降はカフェインを控える
カフェインは眠りづらくする効果を持ち、摂取後3〜6時間の間効果が残ると言われています。カフェインの効果が残っていると睡眠の質が低下してしまいます。どれくらい長く残るかはひとりひとりの体質によりますが、午後4時ぐらいを過ぎたらできるだけカフェインの摂取を控えるようにしましょう。

◯夜9時を過ぎたら夜モードに
残業や持ち帰り仕事などで遅くまで仕事するときも、いつものからだのリズムに合わせて部屋の照明を落としぎみにしましょう。パソコンで仕事をする場合には夜はディスプレイの明るさや色味を調節することで、体内時計への負担が軽くなります。できれば寝る前最低1時間はテレビやPC、スマホの灯りから離れましょう。夜遅くまで眩しいものを見ていると睡眠の質が低下し、寝たのになんとなく疲れがとれない、睡眠時間が後退する、といった状態に陥りやすくなります。

【環境変化への対応をするためには】
◯日中の気温の変化などに対応を
特に気候が不安定になりがちな季節の変わり目には、気温や湿度、風などの変化に対応できるようにカーディガンやジャケットなどの羽織もの、ストールなどを用意しておくと良いでしょう。急な気温などの変化にさらされると、自律神経が不安定になって体調を崩しやすくなります。

◯保育士さんには感染症対策も必須
多くの子どもと接する保育士にとって感染症の情報を取り入れることも大切です。数年ごとのスパンで流行するものや、季節によって毎年流行する感染病があります。今どんな病気が流行っているのか常にアンテナを張り、適切に対処しましょう。

「保育士の体調管理」に関するまとめ

 保育園にはたくさんの子どもたちが通っているので、保育士や子どものちょっとした風邪も集団に広がってしまいます。子どもたちに毎日安全に登園してもらうためにも、保育士は常に体調管理を心がける必要があります。しかし疲れの蓄積などで保育士も体調不調になってしまうこともあります。すぐに病院に行けば問題はないですが、病院に行く時間がない場合は自宅で栄養と睡眠を十分に取って体調を回復させましょう。体調が悪いときの対処も大事ですが、保育士は毎日の体調管理を意識することが重要です。不規則な保育の仕事でも日常的に「しっかりからだのリズムを保つこと」や「気温や湿度など環境の変化へ対応すること」で元気に働き続けることができます。