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そうだ園見学に行こう!園見学に向けた準備と保育士が園見学でチェックすべきポイント

 保育園に就職する際や別の園に転職する際には、求人情報を見るだけでなく園見学をすると良いでしょう。園見学をすることで求人やホームページに載っていない園の細かな情報を知ることができ、自分がどのように働くのかイメージしやすくなります。またしっかりと事前に準備して園見学に臨むことで、より有意義な見学にすることができます。

保育士が園見学を行うべき理由。園見学を行うことでより良い職場選びができる

保育士 見学①

 保育士が転職活動時に保育園や幼稚園など施設を見学するメリットは、自分がその園で働いたときの環境を最もリアルに体感できることです。最近では保育園のホームページや保育士求人サイトも普及しているので、実際に足を運ばなくても園の情報を得ることができます。しかし見学では園のサイトやパンフレットでは知ることのできない、園の詳細を自分の目で確認することができます。そのため園見学に訪れた保育士は「どのような保育をしているのか」、「スタッフ同士の人間関係はどうか」、「職場の環境はどうか」などについて実感をもって理解することができます。実際に保育士が働いている環境に入り込むことができるので就職する前に園の雰囲気を感じることができ、そこで働けるかどうかイメージを膨らますこともできます。就職や転職では「思っていた職場と違う」、「求人に載っていた情報と違う」というミスマッチが問題になっていますが、しっかりと園見学をすることで自分に合った良い職場選びができます。

保育士が園見学までに行うべきこと。事前の下調べが園見学を有意義にする

保育士 見学②

 せっかく園見学に行くのでしたら、しっかりと準備して実りのあるものにしたいですよね。園見学当日にたくさんのことを知るためにも、見学予定の保育園の施設形態や経営方針、保育方針など基本的な情報は事前に調べておきましょう。またホームページや求人サイトの情報を見ながら魅力を感じたところや良くわからないところをメモしておくのもおすすめです。事前に園の情報をしっかり理解しておくことで、見学の際に自分が魅力を感じた点についてさらに細かい情報を聞き出すことや、自分のわからないところを明確にすることができます。また、事前にしっかりと下調べすることで、見学する園に自分のやる気をアピールすることもできます。

 また見学する際に忘れ物をして悪い印象を与えないように、当日持っていくものは前もって準備しておきましょう。特に上履きやスリッパは忘れやすいので注意が必要です。また当日は何が起きるかわからないので、園の住所も事前に地図で調べておきスマートフォンなどで場所を登録しておくと良いでしょう。しっかりと準備しておけば直前の予定が押してしまって慌てて向かわなくてはならなくても、落ち着いて向かうことができます。

保育士が園見学でチェックすべきポイント。子どもの表情やスタッフの様子に注目しよう

保育士 見学③

 園見学では園で働く保育士が自分たちの園について説明をしてくれたり、質疑応答をしたりと話を聞くことが多いと思います。しかしせっかくの園見学の機会なので一方的に話を聞くだけでなく、いろいろなところに視線をめぐらしてみましょう。

◯子どもの表情はどうか
保育士がいかにも優しげに接していても複数の子どもの表情が暗かったり、保育士と距離をとろうとしたりしている場合は、あまり良い保育環境ではないかもしれません。反対にのびのびと楽しそうにひとり遊びに熱中している子がいるようなら、その園ではおおむね良い保育環境がかなっていると考えて良いでしょう。

◯保育士のあいさつがきちんとしているか
感じの良いあいさつは社会人としての基本です。あいさつが素晴らしければ社会人として最低限のことを身に着けた保育士が多く在籍し、職場の雰囲気作りも上手くできていると考えることができます。

◯どんな世代の保育士や職員が働いているか
保育士や職員の世代に偏りがないかにも注目です。極端に若手ばかり、ベテランばかりという場合は少し要注意です。若手ばかりの場合長く働きづらい環境であったり、ベテランばかりの場合は子育て世代が続けづらい環境であったりする可能性があります。また自分がその職場での少数派に属する場合(若手ばかりの中にベテランとして入るなど)、居心地が悪いかもしれないと想定しておく必要があります。

◯お道具類が揃っているか、質はどうか
お道具やおもちゃ、絵本、文房具などといった日々使うものが揃っているか、質が高いかというのも注目です。シリーズものの絵本やおもちゃで欠けているものがあったり、壊れているものが放置されていたり、100円ショップのものばかりで揃えられたりする園の場合は、保育環境の質を上げるための配慮が十分でない可能性があります。

◯制作物の手の込み加減
壁に飾られたりしている制作物に手が込んでいるのは基本的には素晴らしいことなのですが、あまりに凝っている場合は保育士が制作物のために過重な残業や持ち帰り仕事をしている可能性があります。制作物を作るのがあまり得意でない人、長時間の残業をなるべく避けたい人は特に注意して見てみましょう。

「保育士の園見学」に関するまとめ

 保育士の就職・転職活動時に重要なのが保育園の見学です。保育園見学では自分がその保育園で働いたときの環境をリアルに体感でき、どのような保育をしているのか、人間関係はどうなのか確認することができます。せっかく保育園について詳しく知ることができる機会なので事前にインターネットや求人サイトの情報を確認し、前もって聞きたいことや見てみたいことを準備しましょう。園見学は面接とは違いますが園の職員に悪い印象を与えないように、服装やメイクなど身だしなみには注意しましょう。保育園見学の際は子どもの表情やスタッフの様子にも注目することで、保育内容や職場環境をより詳しくつかむことができます。