保育のはてな?保育のお役立ち情報まとめブログ

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フリー保育士の仕事内容って?フリー保育士のメリットとデメリット

 保育の仕事ではほとんどの保育士がクラスに配属されますが、フリー保育士は担当のクラスを持ちません。フリー保育士は日々担任の補佐から雑多業務に至るまで様々な業務を担っています。いろんなクラスの園児に関わることができたり、全てのクラスの保育を見比べたりすることもできますが、その分一人ひとりの園児との関わりが薄いなどフリー保育士ならではのデメリットもあります。

フリー保育士はどうして必要なのか?フリー保育士の役割と仕事内容を紹介

保育士 フリー①

 フリー保育士とは保育園のなかで担任をもたない保育士のことです。保育園というと担任保育士のイメージが強いですが、どうしてフリー保育士が必要なのでしょうか。保育園をはじめとする保育施設には園児の年齢ごとに「保育士の配置基準」が定められています。保育園は基準を満たすように職員数を調整しますが、年度の途中で園児が増えたり、一時保育の利用が集中したりして配置基準を下回る場合があります。また急な病気や出産などで職員が休暇を取ることも珍しくありません。そういったときに代役や補助をしてもらうためにフリーの保育士を設けている園がたくさんあります。

 フリーの保育士の仕事は各クラスの担任の補助業務が主な仕事です。また事務所で電話対応や来客対応をすることもあれば、教材や備品の発注の仕事を任されることもあります。担任保育士は何かと忙しいので、園全体に関わる仕事はフリーの保育士に回ってくることが多いです。しかし保育士の仕事の雑用部分を押し付けるためにフリーの保育士が居るわけではありません。

フリーの保育士の待遇。勤務時間や給与はどうなっている?

保育士 フリー④

 

 正職員でありながらフリーの役割を果たす保育士もいれば、パートや派遣など非常勤としてフリーの仕事を務める保育士もいます。そのためフリー保育士の勤務時間や給与などの待遇は保育士の雇用形態と勤務時間によってかなり変化します。雇用形態は一般的にパートとしてフリーの仕事をする保育士が多いです。勤務時間に関しては保育園の人手が足りていない時間に合わせて募集する園もあれば、正職員やフルタイムパートのように常駐する保育士としてフリーの仕事を任せる園もあります。全体の勤務時間数は基本的に担任保育士よりは短くなっています。なかでも早朝の7時30分から9時30分の間や、夕方の16時30分から18時30分の間は子どものお預かりやお迎えで人手が足りないので、多くの保育園がフリーの保育士を募集しています。
 フリーの保育士の給与は保育士資格を保有しているかどうかでも前後します。フリーの保育士は保育以外の業務に携わる時間も長くクラスを持つこともないので、無資格の人を雇っている保育園もあります。しかし保育士資格を持っている人と持っていない人では同じ仕事でも100円から200円ほど時給に差が出ることもあるので、面接時などに給与の仕組みを確認しておくと良いでしょう。

フリー保育士のメリット。フリー保育士はたくさんの園児と関わることができる!

保育士 フリー②

 フリー保育士は担当のクラスを持たないので、様々なクラスでたくさんの仕事に携わることができます。ここではフリー保育士の仕事のメリットをお伝えします。

○全園児と関わることができる
担任保育士はクラスの園児と密に関われますが、他クラスの園児との関わりは少ないです。それに比べてフリーの保育士は全ての園児と関わることも可能です。園児達にとって担任の次に身近な先生になれることにやりがいを感じるフリー保育士も多いです。

○書類作成が少ない
担任保育士は保育業務に加えて、日案や週案、個人記録、連絡帳など書類作成も行わなくてはなりません。フリー保育士の場合このような書類作成はありません。書類作成から解放されるだけで仕事の負担はかなり軽くなりますよね。

○全てのクラスの保育を見ることができる
担任をしていると他のクラスの保育を見る機会はなかなかありません。フリーの保育士は日常的にいろいろなクラスで保育を行うことができます。他の保育士の保育の仕方、担当園児の年齢による保育の違い、行事に対する取り組み方の違いなどたくさんの事を学ぶことができます。

○園長先生や主任とコミュニケーションが取りやすい
フリーの保育士はクラスに入らないときには事務所にいることが多いです。また仕事上でも園長先生や主任と関わることが多くなります。そのため園長や主任と日常的にコミュニケーションを行い、しっかりとした関係を作ることができます。仕事の仕方が丁寧、早い、報告がきちんとできる、保護者対応が上手など、自分のいい所を見てもらいやすいので評価されやすい立場でもあります。

フリー保育士のデメリット。フリー保育士は保育園の雑用係なの?

保育士 フリー③

 ほとんどの園児や仕事に関われるフリーの保育士ですが、その分大変なこともたくさんあります。

○園児との関係が担任保育士より薄い
これは仕方のない事ですが園児達はやはり担任の先生が一番好きです。担任保育士と比べるとフリーの保育士は接する時間がかなり少なくなってしまいます。そのためたくさんの園児達と関わることはできますが、一人ひとりの園児との関係はどうしても薄くなってしまいます。

○園全体のことを把握しておかなければならない
全クラスに補助として入ることが仕事なので、担任保育士のように自分のクラスだけというわけにはいきません。各クラスの配慮すべき園児はもちろん頭に入れておかなければなりません。アレルギーをもっている園児を把握していることは大前提です。また担任保育士から、他クラスの様子や園の行事などの進み具合などを聞かれることもあるので、しっかり園全体のことを把握しなければなりません。

○いろいろな仕事を押し付けられやすい
担任保育士はクラスの仕事で手一杯であるため、行事や園全体の仕事などはどうしてもフリーの保育士に回ってくることが多いです。ですがフリーの保育士も暇ではありません。もともと担任保育士よりもたくさんの仕事を受け持っているので、かなり負担を背負う場合もあります。

○担任保育士から下に見られやすい
担任保育士の方がフリーの保育士よりも立場が上ということは決してありません。ですが保育士のなかにはそう捉えている人もいます。そのため担任保育士から無理に雑用を押し付けられたり、横柄な態度を取られたりすることもあります。フリーの保育士も担任保育士もお互い園にとって重要な役割を果たしており、両者に優劣はありません。

フリー保育士の悩み。担任保育士との人間関係

保育士 フリー⑤

 フリーの保育士は正職員よりも勤務時間が短いことや、早朝や夕方など園の人手の足りない時間に勤務することが多いことから他の保育士とゆっくり過ごす時間はあまりありません。また保育の補助は一つのクラスに絞られているわけでないので、担任保育士との会話も少なくなりがちです。
またフリーの保育士は保育の補助をしたり、担任の先生の手の行き届いていない業務を行ったり、時には掃除などの雑務もこなします。雑務までこなしているので担任保育士のなかには、フリーの保育士を見下す人もいます。また担任保育士のように四六時中子どもの保育をしなくて良いことや、面倒な書類作成を行わなくて良いことから、フリーの保育士が目の敵にされることもあります。
 このようにフリーの保育士は他の職員との会話する機会の少なさや立場の関係上、上手く人間関係を築くのが難しくなっています。人間関係の良し悪しは園によって大きく異なっているので、心配な人は保育園を選ぶ際や面接時に、フリー保育士の「人数」や「割合」、「離職率」をしっかり確認すると良いでしょう。

フリーの保育士の保育園での立場。気の利いたサポートで園に貢献しよう 

保育士 フリー⑥

 フリーの保育士になったら、ぜひ『痒い所に手が届く』存在になってください。誰だって困ったときに、さりげなくサポートしてもらえるととても助かりますよね。特に担任保育士をしていると、手が離せない場面はたくさんあります。その時にしっかりと補助することができるよう、各クラスでどんな時が大変なのか、手が足りないのか、をよく把握しておく必要があります。「この時間になると○○君に手がかかるからちょっと見てこよう」と、担任の保育士の代わりにその子どもにじっくり関わることや、次の活動で環境設定が必要な場合に必要な準備を聞いて先にやっておくなど、やれることはたくさんあります。そうしたことを積み重ねることで担任保育士にとっても園全体にとっても重宝される存在になることができます。
 また正職員やフルタイムパートの保育士でフリーの仕事を任命されると、「担任としては役不足だから、自分はフリーの保育士になったのだろうか」と考えてしまいます。しかし何も保育園は雑用係としてフリーの保育士に任命したわけではありません。フリーの保育士のお仕事は保育園での活動の多岐に渡ります。「たくさんのことを学んで欲しい。」「これからの保育士生活の糧になるよう頑張ってほしい。」など今後のあなたへの期待が込められていることを心に留めておきましょう。

「フリー保育士」に関するまとめ

 保育園をはじめとする保育施設には「保育士の配置基準」が定められており、その基準を上回るように園は保育士を配置します。園児の数や出勤する職員数は日々多少前後することもあるので、多くの園がフリーの保育士を雇い、基準を満たすように柔軟に対応しています。フリーの保育士は担任を持たないので、いろんなクラスに入ったり様々な雑用をしたりして、園を総合的に補佐します。そのため1つのクラスの担任をするよりもたくさんの園児と関わることができます。しかしその分一人ひとりの園児との関わりは薄くなってしまいます。また担任保育士のなかにはフリーの保育士を見下す人もいますが、両者に上下関係などありません。担任希望でフリーの保育士になった人もいると思いますが、「担任を任せられない」と思われたのではなく「たくさんのことを学んでほしい」「園全体を支えて欲しい」という思いがこもっていることを意識しましょう。