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パート保育士の働き方!保育士復帰にはパートがおすすめ

 保育士には様々な働き方があり最近はパート保育士が注目されています。保育業界は深刻な保育士不足であるとともに、早朝や夜間保育など保育ニーズも拡大されているので、正職員だけでは対応することができません。そのため多くの園がパートなど非正職員の採用を増やしています。そのなかでもパート保育士は自分の生活スタイルに合わせた働き方ができ、仕事内容も選ぶことができるため保育士から人気を集めています。

保育士不足や保育ニーズの拡大でパート保育士が求められている

保育士 パート①

 保育業界では保育士不足が大きな問題となっています。政府や自治体も保育士を増やそうと助成金を設けていますが、まだ多くの保育士が待遇に不満を持っています。そのため保育士不足は今後も更に顕著になっていくと考えられます。
 また保育士不足が進む一方で保護者からの保育ニーズは拡大しています。女性の社会進出が進み共働き世帯が増加しているため、保護者のライフスタイルも多様化しています。今まで預けていなかった人が預けるようになるだけでなく、今までよりも長時間の保育を求めたり、休日の保育を求めたりする人も増えています。このようなニーズに応え早朝保育や夜間保育、休日保育を行う園もたくさんありますが、その分保育士の勤務時間が長時間になったり、休みが削られたりしています。なかには正職員だけで全ての時間帯に対応するのはやはり難しいので、早朝や夜間や忙しい時間帯に対応できるパートの保育士を採用する園もあります。今後も保育士不足や保育ニーズは拡大していくと考えられるので、パート保育士が今後さらに求められると考えられます。

自由な働き方ができる一方で待遇はいまひとつ。パート保育士のメリットとデメリット

保育士 パート②

 保育業界では正職員として働く人のほうが多いですが、パート保育士には正職員にはない魅力があります。ここではパート保育士のメリットとデメリットをご紹介します。

【パート保育士のメリット】
①自分に合わせた様々な働き方ができる
パート保育士は正職員と比べ自分の生活に合わせた勤務時間や勤務日数で働くことができます。朝だけ、昼間だけ、夜だけ、週3日、フルタイムで週5日、いろいろな働き方を選ぶことができます。子どものいるママさん保育士ですと、正職員としてのフルタイムワークは難しいものがあります。ですがパートであれば子どもを保育園に預けている間のみでも働くことができます。

②業務内容も様々
保育士の仕事は責任の重い仕事が多く、正職員であれば保育業務の他に書類作成や作り物、保護者対応も行わないといけません。しかしパートでは仕事内容も園によって異なっているので、責任が重い仕事を避けることができたり、事務作業をせず子どもの保育に集中したりもできます。「正職員の仕事の厳しさについていけない」、「他の業務よりも子どもの保育業務に集中したい」という理由でパート保育士を選ぶ人もいます。

③未経験者や無資格者の求人もある
パート保育士には未経験者でも働くことができる求人が多く、応募の際の敷居が低いのも魅力です。そのため保育士資格を持っていながら未経験の人はもちろん、子育てが落ち着いた無資格の人も働くことができます。

 

【パート保育士のデメリット】
①稼ぎにくい
一般的にパート保育士は正職員に比べて収入は安定していません。また正職員ならば年度ごとの昇給も可能かもしれませんが、パートの場合頻繁に時給が上がることはありません。

②福利厚生がよくない
正社員に与えられている権利がパート保育士には認められていないことも多いです。社会保険に入れないことや、住宅補助が認めらないこともあります。また有給休暇も認められていない、もしくは正社員よりもかなり少なめに設定されていることも多いです。

保育士の復帰はパートがおすすめ!正職員登用制度で正職員の道も

保育士 パート③

 保育士の仕事は責任が重く職場環境も厳しいので、結婚や出産などで保育の仕事を一度離れてしまうと「以前のようにしっかり働けない」と復帰を断念する人も多いです。しかしパート保育士であれば自分の生活スタイルに合わせて勤務できるだけでなく、仕事内容も自分で選ぶことができます。もちろん仕事に責任がないわけではありませんが、正職員よりは確実に負担やストレスを少なくすることができます。「保育資格を活かした仕事に復帰したいけど、育児や家事などプライベートの時間はちゃんと確保したい」と考えている元保育士の方には特にパート保育士がおすすめです。
 またパート保育士に正社員登用制度を設けている園もあります。正社員登用制度はパートなど非正規雇用から正職員を目指せる昇級制度のことです。パート保育士として1、2年ほど勤務すると「そろそろ正社員として働いてみないか?」と保育園から声が掛けられます。もちろん正職員登用の誘いは断ることもできます。「子育てが落ち着いたらフルタイムでしっかり働きたい」という人は是非正職員登用精度を設けている園を選んでみてください。

「パート保育士」に関するまとめ

 保育業界は慢性的に保育士不足であり、保育士採用のニーズは増すばかりです。そのうえ共働き世帯が増加したことから、保育園には長時間保育や様々な時間帯の保育が求められています。正職員だけで保育ニーズに全て対応するのは難しく、たくさんの園がパート保育士を求めています。パート保育士は正職員に比べ待遇で劣るところもありますが、勤務日数や勤務時間、業務内容が園によってそれぞれ異なり、自分の生活に合った働き方を選ぶことができます。特に結婚や出産の際に辞めてしまった保育士の方は、保育の資格を活かして働くことができますし、今後正職員に復帰するためのステップにもすることができるので、パートの働き方がおすすめです。