保育のはてな?保育のお役立ち情報まとめブログ

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悩みが絶えない保育士、約3割がうつと診断される。一人で悩まず周囲に相談して

 

 政府や自治体が保育所を設置し待機児童を減らそうと試みていますが、新しく保育所ができても働く保育士が足りていません。過酷な職場環境で保育士の悩みが絶えないことが保育士不足の原因と考えられます。悩みが多いことから約9割の保育士がストレスを感じ、そのうち約3割がうつ病を経験しています。精神的につらいときには一人で抱え込まず、身近な人や窓口、転職支援サービスに相談し、日々少しずつ悩みを解決することが必要です。

給与の安さや人間関係や長時間勤務、保育士には悩みが絶えない 

保育士 悩み①

 保育士のお仕事は子どもの笑顔に囲まれた華やかな職業と思われがちですが、実際に働いている保育士の多くは「大変なのに、割に合わない」と感じています。多くの保育士が悩んでいることは給料が安すぎることです。子どもを預かる責任の重い仕事ですが、長年働いた方でも一般企業の初任給程度しか貰えない場合もあります。また他の職種に比べ昇給がかなり少ないことも問題です。次に多い悩みは同僚や先輩、園長など職場の人間関係がうまくいかないことです。どの職種でも職場の人間関係に悩む人は多いと思いますが、保育士は女社会なのでとりわけ人間関係が厳しくなっています。特に新人いじめは保育業界全体で問題になっています。他にもモンスターペアレントの対応や、勤務時間が長いこと、休みが取りにくいことなど保育士には悩みが絶えません。そのため保育士の離職率は高くなっています。また保育士の仕事は過酷であるため、保育士資格を持っているのに保育のお仕事に就職しない方や、産休や育休後に保育のお仕事に復職しない方など、潜在保育士が大きな社会問題となっています。

新人保育士は特に悩みが多い。新人保育士が悩みやすいこととは

保育士 悩み④

 保育士1年目の新人保育士は仕事を覚えることに苦労しますし、仕事に食らいついても上手く行かないと「自分は保育士には向いていないのかも」と落ち込んでしまいますよね。このように新人保育士の中には悩みを抱える人がたくさんいます。新人保育士が特によく抱える悩みとして「子どもの接し方」と「職場の人間関係」が挙げられます。

◎子供との接し方
保育士になった人のほとんどは子どもが大好きで、子どもの成長を支援したいという思いから保育士を目指したはずです。しかし、いざ働いてみると目の前の業務を覚えるのに必死になってしまい、一人ひとりの子どもと向き合えていないことが多いです。一人一人に向き合っていないので子どもと思うように仲良くなれず、「自分は子どもに好かれないのではないか」、「保育士に向いていないのではないか」と悩んでいる新人保育士がたくさんいます。

◎職場の人間関係
保育士の職場は女性が多く女性特有の人間関係の難しさがあります。新人保育士に限らずベテランの保育士にも共通して、人間関係に悩んでいる保育士はたくさんいます。しかしそのなかでも新人保育士は何かと周りから目の敵にされることが多いです。自分は何も悪いことをしていなくても標的にされてしまい、なかなか周囲に馴染ませてもらえない保育士もいます。言葉遣いを1語間違えただけでも、標的にされてしまうので、毎日どこにいても緊張感を持って働かないといけません。

ベテランだって大変。ベテラン保育士は後輩育成や責任の重さに悩んでいる。

保育士 悩み⑤

 保育士に限らずどの仕事でも新人のほうが悩みを多く抱えているイメージがあるかもしれませんが、実はベテラン保育士のなかにも悩んでいる人はたくさんいます。主任保育士やリーダーといったまとめ役の保育士も実は悩みでいっぱいなのです。

後任の保育士が育たない
保育士としてさらなるキャリアアップを目指しているときや、違う園で仕事がしたいと考えたとき、まずは自分の役割を後輩保育士に託さなくてはなりません。しかし後輩保育士のなかにはやる気がなかったり、結婚や出産で仕事を辞めてしまったりする人も多く、なかなか誰かに任せるということができません。

責任の重さ
ベテランの保育士はそれだけ重要な役割を任せられるので、背負う責任もかなり重いです。まわりから頼られる立場にいるため、「自分がどうにかしないと」とプレッシャーがかかり自分で自分を苦しめてしまいます。常に重い責任を背負っているので、新人保育士や周りの保育士につい強く当たってしまい、周りから「厳しい人」と思われてしまいます。

様々な保育士の板挟みになる
ベテラン保育士になると、新人保育士など若い保育士と年配の保育士や園長先生の関係をまとめる必要があります。どの保育士も自分と年齢が近く、話が盛り上がる保育士とは仲良くできると思いますが、それでは派閥ばかりになってしまい職員全体の一体感は生まれません。ベテラン保育士は一緒に仕事をしていく仲間としてみんなが協力し合えるように、間に入らなくてはいけません。お互いが協力的であれば良いのですが、なかには自分勝手な保育士もいるので、苦労しているベテラン保育士もたくさんいます。

保育士の約3割がうつ病の経験者、約9割がストレスを感じている

保育士 悩み②

 保育士には悩みが絶えないこともあり、ストレス過多になりやすいです。また他の職種に比べて待遇が良いわけでもないため、多くの人が仕事を辞めたいと考えるでしょう。しかし保育の業界は慢性的な保育士不足です。容易に保育士の補充はできません。そのため辞めると決断しても無理に働かされる人や、圧力をかけられ辞めることができない人もいます。このように保育士はストレスを感じることが多く、ウェルクスの調査によると保育士の9割が精神的なストレスを感じており、そのなかでも3割がうつ病の経験があります。「うつになり自殺しかけた」という深刻な人もいれば、うつ病だと自分では気づいていないが、うつ病の症状を経験している人もいます。約3割という数字からも、保育士の職場環境がいかに過酷であることがわかります。

保育士が悩まないための対処法。ちょっとした工夫で悩みやストレスを軽減しよう

保育士 悩み⑥

 多くの保育士は仕事が上手くいかなかったり、人間関係が上手く行かなかったりして悩み込んでしまいストレスを抱えていますが、自分の考え方次第で悩みを断ち切ることもできます。ここでは保育士が大変な職場環境でうまくやっていく処世術をご紹介します。

◯仕事と割り切って接する
職場にいる保育士となるべく深入りすることを避け、極力「仕事」と割り切って接します。できるだけ上辺だけの付き合いを心がけることで、無駄な問題に巻き込まれることも、下手に気を遣う必要も無くなります。仕事のときは仕事のことだけを考えることで、人間関係のストレスをシャットダウンすることができます。

◯仕事外で発散する
仕事である程度ストレスが溜まるのは仕方ないので我慢し、その代わり休日は保育士と全く別のコミュニティに参加し、溜まっているストレスを発散します。保育士ではない友人と遊ぶと、園の話とは全く異なる話題になるのでリフレッシュができておすすめです。

◯とりあえず低姿勢を貫く
先輩保育士や主任保育士、園長先生に対してとにかく下手に出て謙遜し、相手を立てることでトラブルを回避することができます。決して自分から仕事ができるアピールはせず、仕事を褒められても謙遜します。そうすることで先輩の気に触るようなことを避け、波風が立たないようにします。

一人で抱え込まないで!身近な人や専門の窓口に悩みを相談しよう

保育士 悩み③

 保育士にとって悩みを日々どのように解決するかは重要なことです。決して自分一人で抱え込んではいけません。自分以外の人に相談し違う視点で見てもらうことで、解決の糸口を掴めることもあります。相談する相手は、家族と一緒に住んでいる人は家族が良いでしょう。職場で辛いことがあっても、家族の顔を見るとホッとすることができます。家族は長年一緒に生活しているので、自分の悩みをありのままに出せる貴重な存在です。また違う業種の友人に悩みを聞いてもらう機会も重要です。違う業種で働く友人に保育士の実情を話すと驚かれることがたくさんあります。長い間保育業界で働いていると感覚が麻痺してしまい、正しい判断ができなくなります。そこで他の仕事をしている人と話をすることで、しっかりとした判断がしやすくなります。しかしなかには、周りにはどうしても相談出来ないと感じる人もいると思います。その方は専門機関や窓口に相談しましょう。厚生労働省の「こころの耳」ではメールでも電話でも相談を受け付けているので利用しやすいですよ。また具体的に転職を考えている人は、転職支援サービスを利用して転職のプロに相談するという方法もあります。次のステップへ進むための有効なアドバイスもしてくれるので、具体的な解決策が知りたいときは相談してみることをおすすめします。

「保育士の悩み」に関するまとめ

 政府や自治体が保育施設を新たに設置しようとしていますが、働く保育士が足りていません。保育士のお仕事は給与が低い上、過酷な職場環境であるため精神的ストレスを感じることが多いです。保育士の9割が精神的なストレスを感じ、そのうち3割はうつ経験があることからも、職場の過酷さがわかります。また保育業界が慢性的な保育士不足のため、辛くても簡単に辞めるとは言えない状況です。しかし一人で悩みを抱えてしまってはいけません。家族や友人など自分以外の人に話して見ることで、解決の糸口をつかめるかもしれません。身近な人が頼れなくても専門機関や窓口、背中を押してほしい時は転職支援の会社に相談するのも次のステップに繋がる良い方法です。